この銅像。昭和の頃に学生時代を過ごした方には馴染み深い方も多いのでは

ないでしょうか？どこの小学校にもすぐ目に付く場所に建っていましたよね。

そうです！あの二宮尊徳さんです！通称・金次郎さん。

仕事で山に薪を取りに行くときも本を読み、ケチな祖父に灯の油を使わせてもらえなくても、

知人に借りたわずかな菜種を荒れ地にまき、次の年には10キロ以上の菜種を収穫し、

油と交換して勉強を続けたエピソードが有名ですね。

私の学校には建っていなかったこともあり、その程度しか知りませんでしたが。

江戸時代後期に道徳と経済の両立を説いた「報徳思想」を唱えて、

荒れてしまった農村の復興を指導した農政家・思想家だそうです。

報徳思想・・・社会全体のために行動すれば、いつかは自分自身のためになる。

『道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である』などたくさんの名言も残しています。

先代の社長はとても尊敬されていたそうで、非売品の先代のことを記した書にも

尊徳さんのことが書かれいるほどです。

写真の銅像は本店の入っているビルの建替え前の店舗に飾られていた尊徳さん。

東京都宅建協会調布狛江支部に寄贈していたのですが、このほどお戻りになられました！

とても可愛らしいお顔で本店を見守っておられます。